ウユニ塩湖の個人での行き方!ツアーより格安!

旅行雑誌の表紙やテレビの特集なんかでよく見かけるウユニ塩湖の鏡張り。あの絶景を一度は見てみたい。でもツアーで調べると50万円〜なんてのも。やっぱり辞めておこうかな。まってください!個人で手配すれば25万円くらいで行けるんです。今日はそんな方法をご紹介します。

ウユニ塩湖ってどこ?

日本の裏側。南米のボリビアです!

日本からの行き方はアメリカまたは南米経由でボリビアの首都ラパス→ウユニの町→ウユニ塩湖となります。

ボリビアまでの飛行機はスカイスキャナーが便利!直行便はなくラパスまでは少なくとも2回の乗り継ぎが必要です。一般的な経由地はアメリカのマイアミまたはペルーのリマです。経由地で観光を楽しむのもいいですね。

注意

当時海外旅行になれてきて、1時間前にどや顔で空港についた私。人が少なくなっている受付でチェックイン。

スタッフ:「アメリカのビザを拝見させて下さい。」

私:・・・なんですかそれ。ってか経由地だからアメリカ入国しないんですけど・・・

経由地でもビザがないと乗り継ぎできません。

・・・じゃあ現地で手続きします。

ビザがないと飛行機に乗れません。事前にオンラインで申請になります。が・・・1時間以上かかります。

・・・助けて下さい。

当時はまれなiphone4を持っていた私はなんとかオンライン申請を行い(ほぼ空港の人が代わりにタイプしてくれたm(_ _)m)別ルートを通って荷物検査を行い離陸時刻の2分前に飛行機に乗り込めました。よくしてくれた方ありがとうございました。

ESTAは、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。このオンラインシステムは、ビザ免除プログラム(VWP)の一部で、短期商用・観光目的(90日以下)の目的で旅行するすべてのビザ免除プログラム渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインでESTA渡航認証を受けなければなりません。

正確にはビザではなかったんですね。アメリカ経由で行かれる方、ESTAのオンライン申請をして下さい。

 

ラパスでの高山病に注意

ラパスにあるエル・アルト空港は世界一標高の高い(4000m以上)空港として知られています。高山病には要注意。ペルーのマチュピチュ、クスコやチチカカ湖から陸路で来た方は体が徐々に適応してかかりにくいです。飛行機で直接きた方、富士山の頂上より高いんです。体がなれるまでに時間がかかります。

到着前と後、病院で処方してもらった高山病の薬(ダイアモックス)を飲みました。ダイアモックスを処方できる病院は一覧はこちら。コカ茶も効くと言われています。

ホテルでチェックインを済ませ、せっかくなので市街地をさんぽ。ラパス市街地は標高約3600m。すり鉢状の地形で坂が多い。

ちょっとあるいただけで息切れ。だんだんめまいや吐き気がしこれはまずいと思いホテルに引き返しました。夕方4時には眠りにつき、次の日の朝まで気持ち悪かったんですが朝食後から急激に回復。午前発、ウユニ行きのフライトも楽しめました。

注意

ラパス到着日と同日のウユニ市街地への航空券を取らないで下さい。体調が悪いままではせっかくのウユニ塩湖を楽しむことはできません。ラパスで1日〜2日あけてフライトを取られることをおすすめします。また安いラパスへの航空券を数ヶ月前から予約すると直前にフライトの日程が変わることがあります。ウユニ市街地への航空券をアマゾナス航空のホームページから予約している場合、たとえフライトに間に合わない変更であっても保証されません。とくに行きは余裕をもったスケジュールがよいでしょう。

 

ラパスからウユニ市街地への行き方

首都ラパスからはバスで約12時間またはボリビア航空会社の国内線で1時間。

飛行機:アマゾナス航空とTAM航空。直行便があるのがアマゾナス航空!往復で約3万円です。

バス:ラパスのバスターミナルからウユニ市街地に直行するバス。210kmほどの道のりで途中舗装のされていない悪路を通り10〜12時間かけて行きます。運行しているのは3社くらいあります。往復で約3000〜8000円。人気なのはトド・ツーリスモ。お金をかけたくないという方はどうぞ。

空路で行った私はウユニ市街地で高山病の症状と車酔いで気持ち悪くなった人とよく会いました。飛行機で行かれることを強くおすすめします。

 

ホテルの種類

まず手荷物があるのでホテルのチェクインをすませましょう。ウユニの空港につくと空港の前に小型バスなんかが止まっています。それに乗って約10分ほど。ウユニの中心街に到着です。

ウユニの町はウユニの駅の前にごばん目状に広がっており1周1時間ほどで歩ける小さな町です。町のホテルはインターネットでの予約はできません。現地で直接チェックインを行います。

ウユニの町のホテル

アベニダとホテル マナが日本人には有名です。有名なのでその辺の人に聞けば教えてくれます。

アベニダはウユニの駅から見えるところにあり、一泊400円。風呂トイレ共同ですが泊まるには十分でした。800円ほどで室内にバスルームがあるタイプもありますが世界一周しているような人が何日も滞在しておりなかなか空かないようです。隣が日本人に人気のツアー会社、穂高とブリザ。こちらでツアーの申し込みを行い集合地でもあるため非常に便利です。

アベニダの室内の様子。

町には80件ほどホテルがあり約2000円くらいまでで他の方も泊まってました。町からウユニ塩湖まで車で約1時間かかりますが、町のホテルの方がツアーの空き時間に町探索やレストランに行けるためおすすめです。

塩湖内の塩でできたホテル

プラヤ・ブランカ

塩でできたウユニ塩湖内にある唯一のホテルです。が、水が通っていないためトイレもあまりきれいではありません。ツアーの立ち寄り地にもなっており多くの人が観光にくるためあまりおすすめはできません。360°ウユニ塩湖なんですが車でツアーに参加しても360°ウユニ塩湖です。宿泊は部屋やお風呂がきれいなところのほうが楽しいと思います。ツアーを申込んだときにプラヤ・ブランカに泊まりたいといえば6,000円くらいで1泊ツアーにしてもらえるそうです。思い出を作りたい方はどうぞ。

ウユニ塩湖周辺の塩でできたホテル

周辺に建てられたホテルが3つあります。

ルナサラダ

パラシオ・デ・サル

クリスタル・サマーニャ

すべて塩で作られています

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少し高いですが中もきれいでおしゃれ。

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シャワーもちゃんとお湯がでました。ホテルを出て行くところはありませんが(あたりは普通の平地。。ウユニの町から車で30分くらい)、塩でできたホテルはよい思い出になります。お金に余裕があるかたは塩のホテルに泊まってみてはいかがですか。トリップアドバイザーとかで予約できます。

 

町からウユニ塩湖への行き方(車のチャーターの仕方)

ウユニの町中心(駅の前)に穂高とブリザという日本人に人気のツアー会社があります。人だかりができているのですぐわかります。

こちらでトヨタのラウンドクルーザーを一緒にチャーターするメンバーを募集しています。

張り紙がされているので、自分が参加したいプランに名前を書くだけ。予定時刻にこちらの前に集合です。

張り紙の内容

タイトル:鏡張りツアー等。

日程:通常、今日か明日

時刻:サンライズとサンセットが一般的。朝3時〜4時に出発、サンライズを見て9時10時に戻ってくるものか、昼2時〜4時くらいに出発、サンセットを見て6時7時にもどてくるもの等。トイレがないため6〜8時間くらい。

メンバー:自分の名前を記入します。7人になると決行されます。日本人だらけですぐにうまるので心配はいりません。

金額は穂高でもブリザでも長靴込で2000円くらいです。一台チャーターで13,000円くらいです。自分たちだけで気ままに回りたい方、1人あたりの金額負担が大きくなりますが2人でチャーターもできます。

塩のホテルに行きたい方は事前に伝えます。行きに荷物を置いて、帰りは塩のホテルにおとしてもらいます。ですので次の日のチャーターなんかも事前に組んで宿泊先を伝えておくとスムーズです。

ドライバーによってスペイン語しか話せない方、英語も話せる方など様々。こちらが日本人ばかりのときは鏡張りが見れそうな場所など勝手におすすめスッポトに連れて行ってくれます。雨季は大きな水たまりに人がいっぱい集まって来ます。人がいない穴場や乾いた塩の結晶なんかが見たいときは要望を伝えましょう。

いつ行けばいいの

12月〜4月が雨季。水面が太陽、星の光を反射しどちらが空か地面かわからなくなるような、まるで空に浮いているかのような錯覚に陥る風景はここでしか見られません。「天空の鏡」と呼ばれているのも納得。

鏡張りが見たいのであればこの時期です。1月上旬は少し水が少なめ。大きな湖になっていますが同じ場所に大人数がおしかけます。2、3月が一番きれいに写真がとれるんじゃないかと思います。

夜は360°数万の星を足元に映し出す鏡へと変わります。まるで宇宙に浮いているよう。月の光が強いときれいな星空が見えにくいです。星空を楽しみたい人は晴れた日の新月を狙って下さい。

 

5月〜11月が乾季。

乾いた塩が六角形の結晶を作ります。個人的には乾季の方が断然好きです。サンセットのときには太陽がどこまでも続く大地を強く照らし赤く染め上げます。人が比較的少ないので広がる大地に自分たちだけ。ぜひ行ってみて下さい。

12月下旬から1月上旬にかけて行った私はどちらの景色も見れました。ウユニ塩湖は広いので水が溜まっている場所と乾いている場所と分かれる時期があります。

鏡張りがみられる条件

雨が降った翌日:雨季でも湖の水量が足りなくなります

晴れである:雲はあったほうが写真映えしますね

風がないこと:水面が波打つときれいに反射しません)

条件がそろわないときれいな鏡張りは見られません。

持っていってよかったもの・欲しかったもの

サングラス:必需品です

日焼け止め:照り返しで鼻の下の皮が向けます

夏服と冬服:昼間は半袖で十分です。サンライズツアーは1、2時間しか外にでていられないほど寒い。フリース二枚の上にダウン着ていました。ズボンも風を通さないもののしたにフリースの2枚重ね。

一眼レフとスタンド 夜景はスマートフォンでは取れません。一眼を三脚で固定し数分かけてシャッターを押さなければ写りません。夜景目当ての方はぜひ。

ライト:夜は暗いですしみんなで光のアートを作ることができます。

鮮やでおしゃれな服:みなさん大自然の中なので山登りに近い快適な服装で来られます。昼間はあたたかいのでワンピースなど鮮やかな服があると水面に映る姿も映えます。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。絶景の瞬間を切り取った映像はネットでもいくらでも見られますが、帰ってきて写真を見ても私の感動と少し違う。まずはご自身で行って見て下さい。写真では感じられない世界がそこに広がっています。

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ABOUTこの記事をかいた人

1986年京都府出身。3年間不動産会社で勤務したのち、資産コンサルティング会社に転職。そこからやりたいことを初める。その一つに英語学習があり、再び3年間の勤務と英会話スクールに通ったのちにオーストラリに留学。帰国後は訪日外国人旅行者に向けて独自のイベントとツアーを開催中。